続き12
目的の駅についた私は派遣先の担当者と合流し、これから一緒に働くであろう同期の方々を車で待っていました。
初めて自動車での工場勤務とあって、まだ働いてもいないのに変な緊張感を感じながら車の中で待っていました。
自動車の工場で働く奴はヤンチャなやつ、変な奴が多そうという変な先入観もあって、あとから入ってくる他の同期の方々に多少なりとも怯えつつも、軽く挨拶だけはすまし、全員が揃ったところで派遣先の事務所に向かいました。
着いた先は2階建てのアパートで、どうやらその中の1部屋を借りて事務所として借りているようでした。
正直、大丈夫かなぁと思いつつもここまで来てしまった以上後戻りするのもなんなので、書類やらなんやらをとりあえずは書き終え、その後近くの食堂で懇親会みたいなものが開かれました。
とくにこれといって盛り上がらなかったですが、俺のところの醤油のなかにコバエはいってたぐらいですかね、記憶に残っているのは…
東京汚ったねと勝手に自分の記憶に偏見を植え付けつつ(笑)、懇親会が終わりそれぞれがこれから住むアパートに送り届けられました。
着いた先はめっちゃ古びたアパートでした。
愛知に住んでた時の寮(レオパレス)があまりにもよかったので、それとのギャップで不安はさらに膨れ上がるのでした。